楽天SEOの案内板

楽天SEOとは?GoogleSEOと比較して解説

大手物販サイト「楽天市場」、出店している店舗は約5万とも言われています。そのような中で検索上位に食い込む為にはSEO対策が必須です。しかし楽天市場は物販に特価したSEOのため、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムとは違いがあります。この記事は楽天SEOとGoogleSEOを例として比較し、物販サイトと検索エンジンのSEOにはどのような違いがあるかを説明したものとなります。

楽天SEOはテキストの文字数、コンテンツの重複に左右されない

GoogleSEOの場合、コンテンツ自体の質の高さが評価に繋がる為、サイト内の文章数が多いことや、他のサイトの文章をそのままコピーしていないかどうかなどがチェックされています。しかし楽天SEOの場合はあまり重視されていません。楽天市場のような物販サイトは、基本的に商品の写真を多めに貼り、テキストは補足として少量だけあれば、商品の魅力が伝わります。そのためサイト内の文字数は重視されません。また色違い、サイズ違いなど少しだけ異なる商品に、同じような説明文を貼ることも多いので、同じ文章が載ってあるサイトが複数あったとしても評価に影響はありません。

楽天SEOだと被リンクは関係ない

被リンクとは「別なサイトから自分のサイトへ行くことができるリンク」で、被リンクが多いサイトは、外部のサイトと多く繋がっていることを表します。そしてGoogleSEOはサイト同士が沢山繋がっていることを評価します。理由は多くのサイトと繋がっているサイトは、他のサイトから見て魅力的な内容だから繋がっていると判断するからです。SNS等でフォロワー数が多いのと同じ感覚です。しかし楽天SEOの場合、被リンクはあまり関係ありません。物販サイトのため、同じ店舗の商品ならまだしも、別な店舗(ライバル店)のリンクを付けることはまず有り得ないため、被リンクについて評価することは無意味だからです。

楽天SEOは売り上げ数、レビュー数が評価される

GoogleSEOも楽天SEOも観覧数は評価の対象になります。しかし楽天SEOは物販サイトであることから売り上げ数、レビュー数も対象となります。売り上げ数もレビュー数もこの商品を買ったユーザーの数、つまりユーザーに人気のあるコンテンツだという証明となります。人気のバロメーターとして分かりやすい数値なので、検索上位になるのはもちろん、楽天市場内のランキングとして大々的に発表されます。ちなみに売上額も評価の対象となりますが、SEO的には多くのユーザーに人気かどうかを重視しているため、「売り上げ数」>「売上額」という基準となります。

まとめ

SEOと一括りに言っても、物販サイトの楽天と検索エンジンのGoogleでは評価に大きな違いがあります。それだけではなく同じ物販サイトのAmazon、Yahoo!ショッピングでも細かな箇所に差異があります。これは各サイトの経営理念の違いから生まれるもので、その理念がアルゴリズムに反映されていると言えるかもしれません。もしそのサイトのSEOを深く理解したければ、経営理念を覗くのも一つの手かもしれません。

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